大手であれ中堅企業であれ会社の幹部クラスが退職する時は注意が必要です。特にライバル会社に転職する場合は要注意です。下記の点を頭に入れて転職活動をしてください。

 

幹部クラスが転職する時に注意すること

 高額年俸で引き抜かれて転職する時は注意です。終身雇用の確約を取ることが大切です。

 

 会社がライバル会社への転職を認めなくても、一定期間が経過すると退職の効力が発生して会社は懲戒処分できなくなります。法律的には会社にいつまでも縛られて退職できないとの懸念はありません。  

 

秘密厳守には要注意

 顧客名簿などの業務資料の持ち出しは厳禁です。顧客の名刺も原則持ち出し禁止です。ただ情報を自分の頭に入れて退職すること自体は問題ありません。

 

 企業秘密の不正使用があってはなりません。企業秘密を移籍先に漏らし、損害を与えると刑事罰や損害賠償が課されることがあります。   

 

ライバル会社への就職禁止

 職業選択の自由に抵触しないかの問題があります。競合会社への転職禁止が裁判で認められるには、“転職されると損害が大きい人材である”、“禁止期間や転職先を限定している”、“職業選択の自由を選択することの代償措置を十二分に講じた”などの条件を満たす必要があります。  

 

留学費用の返還について

 その幹部の志願しての留学で、「復職後、一定期間継続勤務すれば返還を免除する」の条件で留学費用を貸与された者は、期間終了前に退職すれば返還義務が生じます。